『逆境に立ち向かう新しい力』

和歌山県合唱連盟定時総会が開かれ、本日付で和歌山県合唱連盟理事長を拝命いたしました。

それに伴い、事務局長として9年間、次長時代も含めると実に10年以上の長きにわたり務めてまいりました事務局を離れます。和歌山県の合唱について右も左もわからないところから、加盟団体のみなさま方には手探りからスタートの事務局を温かく見守っていただきありがとうございます。時にはお電話にてそれぞれの合唱団のお悩みや、活動への想いをお話しいただきました。私にとって、このような時間はかけがえのないもので、一抹の寂しさもございますが、より責任ある立場として、県下、そして関西の合唱文化に対してより関わっていくこととなります。

 

県連理事長就任にあたっては、昨年度の一件を受けてということもありますので、連盟に対するご期待が薄れている状況だと感じています。それに加えて長く続くコロナ禍の影響により、活動がままならない、メンバーの減少など多くの難題を抱えての船出となります。

 

『新しい連盟』の第一歩として、まずは理事の定員を増やし、かつ全員にしっかり事業を担当していただきます。その上で書類の一つひとつにもみなさんの意見を反映し、より身近なみなさまが躍動できる合唱連盟運営を進めてまいりたいと考えています。

 

私がまずこの2年間で実現を目指したいのは以下のことです。

①加盟団体が参加したいと思う、参加する価値があると感じる事業の実施

②団体間のつながりをもてる情報の共有

③若い世代に貴重な体験をしていただいた先の、将来の合唱人の育成

④閉鎖的にならず、非加盟団体への参加の呼びかけ

⑤地方の新しい合唱文化の発展のモデルとなるような連盟運営

 

私自身は、長年の事務局の経験を活かし、常に加盟団体のみなさまとのコミュニケーションを維持しながら、新しい理事体制のなかで役員の力もお借りしながら、自身の音楽の研鑽も引き続きしっかり積んでまいりたいと思っております。

 

みなさま、どうぞご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

2022年4月10日

阪本 健悟

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